自身の経験から本システムを企画しましたが、当初は「他社はどうしているのか？」や「他社にとって必要なシステムなのか？」といったマーケティングを十分に行えていませんでした。
そこで、自身の経験や企画が偏っていないかを確認するため、十数社の小売業の経営者や管理者の方々にアポイントを取り、本システムの主旨や従業員の意識改革についてヒアリングを行いました。
結論から言うと、私と同じ悩みを抱えている企業が大半でした（能動的に動かない社員が多く、数字への意識が低い従業員が多い）。
さらに、従業員の数字への意識の低さを課題にしていながら、具体的に何をすればよいか分からず、何も対策を講じていない企業が非常に多いことが分かりました。
そこで、数字を見る習慣を身につけることを目的とした本システムを紹介したところ、80％以上の経営者や管理職の方々から賛同を得ることができました。
このように、多くの方と課題を共有できたことは、非常に有意義なマーケティング体験となりました。
その後、マーケティング結果を社長に報告し、無事に開発をスタートさせることができました。
開発は楽しいものの、営業で断られる場面やプレゼン資料を修正する夢を見続ける日々が続きました（汗）